大阪のマンション・大規模修繕・ベランダ防水工事
材料・技術紹介
更新日: 2025.07.10
建物診断とは、建物の状況を確認するために行われる調査です。
修繕工事を行う前には建物診断が必ず必要なのですが、こう思われる方も少なくないのでないでしょうか?「原因分かってるんだし早く直してよ」と。
ですが建物の多くの劣化症状は、目に見えない部分で起こっていることが多いのです。そのため、事前の建物診断を怠って目に見える部分だけ修繕した場合、後々別の症状が発覚し、何度も工事しないといけない手間とコストがかかってしまいます。
では実際、建物診断はどのような形で進めるのでしょうか?本記事では建物診断を行う手順や実施するメリットついて解説していきます。
・建物の状態に不安を抱えている方
・修繕工事を検討中の方
・なるべく早く工事を終わらせたいと思っている方
目次
建物診断を行う主な目的は、建物の劣化状況を詳しく把握することです。ですが、診断を実施することで今後の計画の見直しなども行うことが可能です。
大規模修繕工事の周期は一般的に12〜15年とされています。しかし、建物の状態により劣化の進行が早く、一般的な周期よりも早く実施する必要がある場合もあります。
そうなった時に壁となるのが「工事費用の算出」です。
多額な費用がかかる大規模修繕では、マンションの管理組合が作成する「長期修繕計画」をもとに毎月積み立てられる「修繕積立金」が使われています。
工事内容は、建物診断の結果によって組み立てられますが、その内容により工事に必要な修繕積立金が足りない場合もあります。その場合、工事費用の見直しや借り入れの検討が必要になってきます。
そして建物診断を行うことにより、「長期修繕計画」を見直すことができます。
修繕積立金は今回の修繕工事だけではなく、次の工事の時にも使われるため、建物診断の結果をもとに将来の工事費用を算出することができます。
建物の全体を調べ、どの部分が原因なのかを徹底的に見る必要があります。ここではその中でも特にケースとして多い劣化症状の調べ方についてご紹介します。
打診棒を用いて、コンクリート、タイル、モルタルなどの壁面に打音を響かせ、浮きや剥離などの劣化状況を調査します。音を聞くことで、壁の中に空洞が無いかを調べます。
ひび割れを計測するための専用道具クラックスケールを用いて、コンクリートのひび割れ(クラック)の状態やクラック幅などを計測します。一般的に2mm以上のひび割れは危険とされており、放置することでそこから水分が侵入して内部が腐食したり、さらなる大きなひび割れを引き起こします。
外壁や屋根材の表面が色あせていないかなど、確認します。目視で確認することもあれば、ドローンなどを用いて調査する場合もあります。また手で触って指に白い粉状のものが付く”チョーキング現象”が無いかも確認します。
窓サッシや外壁、屋根材の隙間を埋める役割のあるシーリングが劣化して剥がれていないか確認します。ここが劣化していると、外壁材の剥落や水分が内部に侵入する原因に繋がります。
建物に植物が生えていないか確認します。もし生えていた場合は要注意です。建材の劣化によって内部まで水が浸入していることになります。
建物診断を行って雨漏りなどの原因を解明することで、適切な処置を行うことが可能です。トゥインクルワールドでは、建物診断から診断書の作成まで一貫して無料で承っております。建物に関するお悩みを抱えている方は、是非気軽にお問い合わせくださいませ。本記事があなたの悩みを解決するきっかけになれば幸いです。
更新日: 2025.07.10 公開日:2021.07.16
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