大阪のマンション・大規模修繕・ベランダ防水工事
お役立ちコラム
更新日: 2025.10.21
マンションや建物の修繕、補修、改修など、似たような言葉で混乱していませんか?
これらの工事は、それぞれ目的や内容が異なります。
「修繕」の目的は“マイナスから元の状態に戻す”のに対して
「補修」の目的は“劣化部分のみを修復する応急処置” になります。
「改修」は“劣化部分の修繕するだけでなく、建物や設備の機能や性能も向上させる” ことを目的とした工事です。
修繕と補修はよく似ていますが、改修はより大規模な工事、または用途変更などを伴う場合が多いです。リフォームとも混同されやすいですが、明確な違いがあります。
この記事では、それぞれの工事内容と目的を分かりやすく解説し、適切な工事の選び方を紹介します。修繕・補修・改修の違いを理解して、適切な工事を行いましょう。
・マンションを管理・所有されている方
・修繕工事を実施予定の方
・修繕と補修、改修とどれが自分に適切か分からない方
目次
修繕とは、建物の劣化や損傷を修復し、元の状態に戻すことを目的とした工事です。傷んだ部分を直すことで、建物の機能や美観を維持し、安全性を確保することが主な目的となります。
「修繕」は、あくまでも元の状態に戻すことを目的とした工事であり、建物の機能やデザインを大きく変えるものではありません。しかし、適切な時期に修繕を行うことで、建物の寿命を延ばし、将来的な大きな費用負担を軽減することができます。
補修は、修繕とよく似た言葉ですが、意味合いが少し異なります。
修繕が建物の全体的な問題点を元の状態に戻すことを目的とするのに対し、補修は、劣化や損傷した部分など、部分的な問題点を修復・応急処置を施すことを目的としています。
| 項目 | 修繕 | 補修 |
| 目的 | 元の状態に戻す | 劣化部分を修復し、機能・性能を向上させる |
| 工事内容 | 破損部分の修理、交換など 機能や美観の維持など | 破損部分の修理、交換など あくまで原状回復 |
| 例 | ひび割れた外壁の修繕、交換等 雨漏りしている屋根材の交換・グレードアップ等 | ひび割れた外壁の補修、雨漏りしている屋根の修理 |
例えば、外壁のひび割れを修繕する場合は、ひび割れた部分をモルタルで埋めて元の状態に戻します。一方、補修する場合は、ひび割れた部分を補修するだけでなく、さらに断熱材を充填して、断熱性能を向上させることもあります。
補修には、以下のような工事内容が挙げられます。

改修は、建物や設備の機能や性能を向上させることを目的とした工事です。修繕とよく似ていますが、改修はより大規模な工事、または用途変更などを伴う場合が多いです。
改良とも混同されやすいですが、明確な違いがあります。本章では、改修の意味、改良との違い、目的別の解説を分かりやすく説明します。
改修と改良は、どちらも建物の改修工事ですが、目的や規模、対象範囲に違いがあります。
| 項目 | 改修 | 改良 |
| 目的 | 機能・性能回復、グレードアップ等 | 機能・性能・資産価値の向上 |
| 対象範囲 | 建物全体、構造部分、設備など | 建物全体、構造部分、設備など |
| 規模 | 大規模、構造変更を含む場合もある | 大規模、構造変更を含む場合もある |
| 例 | 老朽化した建物の耐震補強、オフィスビルの用途変更、マンションのエレベーター設置 | オートロック設備の導入、宅配ボックスの設置など |
例えば、老朽化した建物の耐震補強や、オフィスビルの用途変更などは改修に当たります。一方、オートロック設備の導入や、宅配ボックスの設置などは改良に当たります。
改修は、建物全体の問題点の解決・機能や性能を向上させるための工事であるのに対し、改良は、建物の資産価値を向上させるための工事と言えるでしょう。
改修工事は、目的別に様々な種類があります。

改修工事は、建物の用途や状態に合わせて、様々な目的で行われます。適切な改修工事を行うことで、安全で快適な生活空間を実現することができます。
修繕工事が完了していなければ、改修工事を行うことができません。修繕工事があってこその改修工事なのです。当社では、大規模修繕工事を行うのも資産価値を高めるにはまず基礎があってからこそのものと考えており、改修工事をするには修繕工事が欠かせないものと思っております。
また、修繕工事は建物の水準に戻すことが必須ですが、さらに材料などの性能を上げることで、修繕と改修(新築当時の水準以上にすること)をある意味両方を実現することが可能です。
例えば、今まで遮熱塗料や断熱塗料を使用したことがなかったけれど修繕工事の際にお選び頂くことで、以下のメリットを得ることができます。
建物の機能性や利便性が高まることにより、その資産価値を新築当時のレベルで維持でき、さらに資産価値を高めることも可能になります。
また、建物の資産価値を上げる目的や、条例に基づいた工事を実施することで補助金の対象になったり、固定資産税の減税が出来る場合も。条件次第では、修繕工事だけ実施するよりも、結果的に大きな費用対効果・メリットを得れる可能性もあります。

この記事では、「修繕」「補修」「改修」それぞれの工事内容と目的について解説しました。建物の状態や目的に合わせて適切な工事を選択することで、より効果的に建物を維持・改善することができます。
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更新日: 2025.10.21 公開日:2024.10.30
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