【防水工事の費用相場】工事ごとの種類も詳しく解説

【防水工事の費用相場】工事ごとの種類も詳しく解説

防水工事は、建物における降水を遮断し、漏水を防ぐことを目的とする工事のことです。
新築時に防水工事をおこなっていたとしても経年劣化で建物の耐久性は低下します。
さらに劣化を放置してしまうと雨漏りが発生し、建物全体の寿命を縮めてしまいます。
定期的に点検とメンテナンスをおこない、漏水を予防していくことが大切です。

よくある劣化の症状

よくある劣化の症状

アスファルトの防水の劣化

防水層を保護しているトップコートが雨・風・紫外線などの影響により減耗し、防水機能が失われた状態です。
この状態を放置すると、防水層の劣化が進行し雨漏りにつながる恐れがあります。

塩ビシート防水の劣化

経年劣化により弾力性がなくなりひび割れが起こりやすくなったり、シートの接着部分が劣化してめくれや破れが起こり、そこから雨漏りにつながる可能性があります。

ウレタン防水層の劣化(ひび割れ・剥離)

雨・風・紫外線などの影響により、防水層を保護しているトップコートの効果が切れた状態になると、
ウレタン防水層にひび割れや剥離、下地のひび割れなど著しい劣化に発展する可能性があります。

シーリングの劣化

経年劣化によりシーリングが痩せたり、ひび割れが発生することがあります。
そこから水が侵入すると、内部の板金部分に腐食が生じる恐れがあります。

ドレン廻りの劣化・雨樋の詰まり

水を排出するためのドレンや雨樋は、錆びやすくゴミなどが詰まりやすい箇所です。
これらの部分が劣化し、ゴミや落ち葉などが詰まってしまうと雨漏りの原因につながる恐れがあります。

劣化を放置すると…

劣化を放置すると…
  • 天井の雨漏り
  • 板金内部の腐食
  • 躯体の腐食

特に、雨漏りが室内に発生すると、入居者の所有物やテナントの設備・家具などに漏水する可能性があり、トラブルの原因になる恐れがあります。

防水の種類と費用相場

防水の種類と費用相場

FRP防水工事[当社保証年数:10年]

FRP防水工事

FRPというシートを敷き、その上から樹脂を塗って硬化させる工法です。
高い防水性を持ち、硬く丈夫な防水層を形成します。

耐用年数:10〜12年 費用:5,000円〜/㎡

塩ビシート防水工事[当社保証年数:10年]

塩ビシート防水工事

防水効果が高く、紫外線や熱、オゾンに対しても優れた耐久性があります。
以前の防水層の材質に関係なく施工が可能です。

耐用年数:10〜15年 費用:5,500円〜/㎡

ウレタン防水工事(通気工法)[当社保証年数:10年]

ウレタン防水工事(通気工法)

通気性能がある通気緩衝シートの上からウレタン防水材を塗布する施工方法です。
陸屋根や広い面積の屋上などの防水施工に適しています。

耐用年数:8〜12年 費用:5,000円〜/㎡

ウレタン防水工事(密着工法)[当社保証年数:5年]

ウレタン防水工事(密着工法)

ベランダなどの狭い部分や既存の防水層がウレタン防水の場合に最適な施工方法です。
下地層に水分が溜まりやすい箇所に適しません。

耐用年数:8〜12年 費用:5,000円〜/㎡

シーリング補修工事

シーリング補修工事

既存のシーリングの上に新たなシーリング材を足す「増し打ち工事」と、既存のシーリングをすべて取り除き綺麗にした後、
新しいシーリングを充填する「打ち替え工事」の2種類があります。

費用:25,000円〜/一式  ※施工箇所による

ドレン改修工事

ドレン改修工事

既存のドレンの上からかぶせて設置し、その上から防水材を塗ることで劣化した部分を完全にカバーすることができます。

費用:80,000円〜/一式 ※当社施工価格 ※施工箇所による

全て100㎡想定の単価になります。
下地補修工事は別途費用がかかります。
あくまで参考価格のため、詳しくは担当者にご相談下さい。

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