建物の工事別セルフチェック方法!

建物の工事別セルフチェック方法!

建物をより長く安全に使い続けるために、定期的に建物の安全の確認が重要です。
メンテナンスを怠ってしまうと、発見できなかった劣化箇所がさらに悪化し、よりコストのかかる大規模修繕が必要になる可能性もあります。
まずは建物の状態をセルフチェックしてみましょう!

(セルフチェックが危険な屋根などの高い場所もございますので、必ず安全な範囲で行ってください)

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建物の工事別セルフチェック方法!
  • 打診棒:壁を叩いて外壁の浮き等がないか確認します
  • クラックスケール:壁のひび割れ(クラック)のサイズを確認できます
  • 鏡:サッシの外側など目視で確認できない部分も、鏡を使えば見る事ができます ※3㎜以上は要注意

セルフチェックの見方

建物の工事別セルフチェック方法!

セルフチェックポイント:外壁(モルタル)

建物の工事別セルフチェック方法!

モルタル外壁は、乾燥や揺れなどでひび割れが発生しやすいです。
ひび割れには、「ヘアークラック」と「構造クラック」の2種類あります。
ヘアークラックは幅が0.3mm以下のひび割れで、緊急性はそれほど高くありませんが塗装面のひび割れになるので、雨水が塗膜の内部に入り込む前に補修を行います。
構造クラックは、0.3〜1mmほどの幅で、深さがおよそ4〜5mmのひび割れです。幅が1mmもあるひび割れは、外壁材そのものが劣化している可能性が高いです。
また横のひび割れは、構造状の問題があるか大きな力が基礎に加わることで発生します。
このような状態であれば、1日でも早く補修をすることをおすすめします。

セルフチェックポイント:外壁(タイル)

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外壁タイルは、耐用年数も長く丈夫ですが、剥離・落下によるトラブルが多くあります。
タイルの割れなどが起こると内部に水が浸入し、躯体が錆びてしまいます。
また、タイルの浮きの原因にもなり剥離や落下につながります。
放っておくと建物内部までボロボロになり、建物自体を取り壊す原因になります。

タイルの劣化の危険性

タイルの劣化を放っておくと、タイルが剥がれ落ち、重大な被害が発生する可能性があります。
平成17年(2005年)にオフィスビルの外壁タイルが剥落して、通行人2名が負傷する事故が発生しました。
大きな事故につながるまえに、必ず定期的なメンテナンスをしましょう。

セルフチェックポイント:防水(屋上)

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屋上防水の劣化は建物にとって深刻な問題となります。
防水シートの破れや、防水層・土間の割れが起こるとそこから雨水が侵入し雨漏りに繋がることになります。
なかなか目にする機会も少なく、いつの間にか深刻な状態になっていることもあるため、必ず点検を実施しましょう。

セルフチェックポイント:防水(ベランダ・バルコニー)

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ベランダ・バルコニーのひび割れや、剥がれ・ふくれた箇所がある場合は、防水工事が必要です。
めくれや浮きが見られる場合は、下地の工事が必要になる可能性があります。
また、ベランダに水が溜まるのは、排水口の詰まりや床の防水効果が低下していることもあるため専門の業者に依頼しましょう。

セルフチェックポイント:共用部(廊下・階段など)

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コンクリートの劣化が進むと階下の天井への漏水が起こり、鉄が錆びてコンクリート部分が崩落してくることがあります。
廊下や階段は入居者様が使用される箇所なので、劣化からの事故は大変危険です。
このような状態になる前に、長尺シートを貼ったりし劣化を防ぐ必要があります。
また、入居者様が日常的に目にする箇所になりますので綺麗にしておくことで、入居者様の定着に繋がります。

セルフチェックポイント:雨漏り

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雨漏りについては、室内に雨漏りが発生している状態は
建物の構造にも劣化が生じている状態のため、早急に対応が必要です。

緊急度の高い箇所はいくつありましたか?

紹介したセルフチェックポイントの中で、緊急性が高い箇所がある場合早急な対応をオススメします。
弊社では建物診断は無料です。診断後、建物診断書のお渡しをしております。
定期的な点検を行い、安全に長く使い続けられる建物にしましょう。

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