用語解説

あ行

【あ】

アクリル塗料
アクリル系の合成樹脂を主成分とする塗料のことです。メリットとしては価格の安さが挙げられますが、
ほかの塗料と比較すると耐久年数が短いため、小まめなメンテナンスが必要となります。

アクリルラッカー
合成樹脂系の上塗り塗料の一種で、アクリル樹脂と硝化綿が主成分です。速乾性が特徴で、
乾燥すると硬くて耐久性に優れた塗装面になります。

足場架け払い
塗装工事の前に足場を架けてから、終了後に足場を解体するまでの一連の作業を指します。

アスファルトシングル
屋根葺き材として使用される、主に勾配のある屋根に用いられる砂付きルーフィングです。
年数とともに砂が減ってしまうのが難点ですが、塗装によるメンテナンスを早めに実施すれば、
耐久性を向上させることが可能です。

アスファルト防水
アスファルトを使用した防水工法で、アスファルトルーフィングやアスファルトフェルトなどを
何層にも重ねて防水層を形成します。
アスファルト防水は「トーチ工法」「冷工法(常温工法)」「熱工法」の3種類に分類され、
新築工事には熱工法を、改修工事にはトーチ工法もしくは冷工法を採用するのが一般的です。

雨押さえ
雨水の浸入を防ぐ板のことを「雨押さえ」といいます。主に、外壁と開口部の上枠部分や屋根と
外壁の立ち上がりにおける取り合い部分などに取り付けられます。

雨仕舞い
建設現場において、雨水などが作業途中の開口部から住宅内に浸水しないよう防水処置を施すことです。

雨樋
屋根面に降った雨水などを受け止め、地上もしくは下水に誘導する筒状の装置です。

雨漏り
建築材の経年劣化などが原因となり、雨水が予期せぬ場所から建物内部へ浸入する現象のことです。
雨漏りを放置していると、雨水によって建物内部が腐食し、耐久力が落ちてしまいます。

RC
さまざまな建築物の基本的な構造材として使用される鉄筋コンクリートを「RC」と呼びます。

【い】

色褪せ
屋根や外壁などの塗装の色が薄くなったり、精彩がなくなったりする劣化症状のことです。

色押さえ
塗料の色が削げたり上塗り塗料に色移りしたりしないよう、着色後にさらに塗装すること。
主に木部の塗装で使用される言葉です。

色ムラ
塗装の色や濃淡が部分的に異なって不均一であり、まだらに見える状態のことを指します。

【う】

ウレタン塗料
ウレタン系の合成樹脂を主成分とする塗料のことです。メーカーによって異なりますが、
耐久年数は10年弱となっています。また、柔らかくて密着しやすい性質を持つため、
下地によっては細部の塗装に適しているのが特徴です。

ウレタン防水
液体状のウレタン樹脂を用いた防水方法で、化学反応で固まるのが特徴です。
ローラーやヘラ、コテなどを使用して塗り付けるため、複雑な形状の施工場所でも
継ぎ目のないシームレスな防水層を形成することができます。

上塗り
上塗りとは、仕上げとして最後に塗装すること。美観や耐久性などを左右する、
重要な工程です。

【え】

X-1・X-2工法
X-1工法とX-2工法のどちらもウレタン防水における公共建築工事標準仕様での工法です。
X-1工法は通気緩衝シートを張り付けた上に塗膜を形成し、X-2工法は補強布を塗膜の
中間層に使用して防水層を形成します。

FRP防水
繊維強化プラスチック(FRP)を防水分野に応用した工法で、ポリエステル樹脂にガラスマットを張り付けて補強し、
防水層を形成します。軽量かつ強靭で、耐水性・耐腐食性・耐候性に優れているのが特徴です。

エポキシ樹脂注入

モルタルの剥離・剥落を防止するために行う作業です。エポキシ樹脂によって、
下地コンクリートと仕上げモルタルを接着させることができます。

エマルション塗料
微粒子状の塗膜生成成分が水の中に分散している水溶性塗料です。
有機溶剤の代わりに水を使用しているため、健康や地球環境への悪影響が少ないのが特徴です。
塩ビシート防水 塩化ビニール樹脂系の防水シートを使用する防水工法です。
施工方法としては、下地に直接張り付ける方法と金物などで固定する方法の2種類が挙げられます。

【お】

オイルステイン
主に木部に使用される着色剤です。低粘度な液状になっており、刷毛などで着色することができます。
ただ、あくまでも着色剤のため、耐久性や防汚性を付与するには上塗りが必要です。

か行

【か】

笠木
一般的に、手すりやパラペット、腰壁の上部に取り付ける仕上げ材のことです。
プラスチック製から金属製、木製まで、さまざまな材質が存在しますが、笠木として広く用いられているのはアルミなどの金属製です。

仮設足場
屋根工事など、高所で作業する際に設ける足場のことです。足場の種類としては、
枠組足場やくさび緊結式足場、単管足場などが挙げられます。

可塑剤
可塑剤は塗膜を柔らかくする成分の入った添加剤で、ひび割れの原因につながる塗膜の硬化を防ぐことが目的です。

カチオン系樹脂モルタル

セメント系の下地調整剤で、下地づくりに必須の材料です。接着力が強く、さまざまな下地に使用することができます。

カチオンノロ引き
刷毛やローラー、コテなどでカチオン系樹脂モルタルを塗布し、コンクリート表面の下地を形成する作業のことです。

カラーベスト
軽量で断熱性に優れている屋根材です。その機能性の高さや豊富なカラーバリエーションが特徴で、
アスベストは含まれていません。安価かつ短期で施工できることから、リフォーム工事に適しています。


数多くの日本建築で使用されている屋根材です。一定の形をした粘土瓦が一般的な瓦だと認識されていますが、
スタイルや用途、焼成法、色、等級、産地などによって種類は細かく分類され、現在では1,000以上もの種類があるといわれています。

ガラリ
ブラインドの桟を固定する扉のことで、さまざまな種類があり、主にドアや窓に設けられます。

ガルバリウム鋼板
鉄板を基材として、アルミニウムや亜鉛、シリコンから成る合金メッキ鋼板の総称です。
優れた耐久性が特徴です。

顔料
着色するために用いられる無彩色または有彩色の粉末で、水や油剤に溶けないのが特徴です。
顔料には、無機顔料と有機顔料の2種類があります。また、塗料の性質を改善するための混合剤として使用されるものを「体質顔料」といいます。

【き】

希釈剤
接着剤の粘度や樹脂分を低下させたり、塗料を薄めたりするのに使用する液体のことです。
主に水や溶剤を使用することがほとんどですが、塗料の場合はシンナーが希釈剤となります。

木地固め
粘度の低い塗料を塗布し、素地を固めることです。木地固めは、「下塗り」「捨て塗り」と呼ばれることもあります。

金属サイディング
表面はスチール板で、裏に断熱材が入っている外壁材です。耐久性や耐腐食性に優れており、
低価格なのが特徴です。

【く】

クリアー塗料
樹脂・添加剤・溶剤から成る、顔料を含まない透明な塗料のことです。

【け】

ケレン
剥がれかかった塗膜の除去や付着物の除去、サビ落としなどの作業を指します。
作業時は皮スキなどの工具を使用し、突起物などを取り除きます。

【こ】

高圧洗浄
高圧水発生装置で加圧された高圧水を使用し、ノズルから噴射された際の衝撃力で、
汚れや藻、苔、チョーキング粉などを落とす洗浄方法です。

高反射塗料
主に防水のトップコートとして使用される、日射反射率の高い塗料のことです。
表面温度を下げる役割があり、地球温暖化対策につながることから、地域によっては助成金が出る場合もあります。

ゴムシート防水
合成ゴム系シートを使用する防水工法です。施工方法としては、下地に張り付ける直接工法と機械的工法の2種類が挙げられます。

コーキング
建築物の隙間を目地材などで充填する部材のことで、気密性や防水性の向上に有効です。
特に建築用シーリング材においては、JIS A 5758で規格が定められています。

コーティング
素材保護や機能性向上のために、樹脂や薬品などで表面に薄い膜を覆う処理のことです。
また、その被膜自体も「コーティング」と呼ばれます。

合成樹脂調合塗料
主に鉄部や木部に使用される、合成樹脂のフタル酸が配合された不透明仕上げの合成樹脂塗料のことです。
乾燥時間の長さや表面劣化の早さといった油剤調合ペイント(オイルペイント)の欠点が改善されています。

さ行

【さ】

サイディングシーラー
中塗り用塗料のひとつで、下塗りと上塗りの付着性を高める効果があります。
塗布後に丁寧に研磨して平滑な表面に仕上げると、上塗り後の美観性を向上させることが可能です。
よく販売されているクリアータイプのサイディングシーラーは、木目を損なうことなく、塗料が木部に染み込むのを防ぎます。

サッシ
窓枠として使用される建具の一種で、アルミニウム製やスチール製のほかに、最近では樹脂製・木製といったさまざまな素材があります。
その素材によって窓周辺の機能性に違いが出るだけでなく、サッシの形式によって「引き違い窓」「上げ下げ窓」「出窓」と窓の開閉方法も異なってきます。

サビ止め塗料
金属は表面が露出したままだと酸化し、サビが発生してしまいます。
そうしたサビの発生を防ぐのが、サビ止め塗料です。金属の表面に塗布することで、
空気や水との接触を遮断します。鉄骨をはじめとする建材には、防サビ塗料などで表面を保護するのが一般的です。

【し】

下地処理
塗装前の下地に施す、表面処理のことです。下地処理には、コンクリートやモルタルのひび・剥離の補修、金属部分のサビ取り、ほこりや汚れの高圧洗浄などが含まれます。下地処理は塗装性能の良し悪しを左右する、重要な工程です。

下地調整
塗装前に、下地の凸凹などを滑らかな状態にする作業のことです。

下地補修
塗装前に、ひび割れや欠損といった傷を補修する作業のことです。

下塗り
建材の素地に下塗り剤を塗布する作業のことで、素地と中塗りまたは上塗りの密着性を高めることが目的です。シーラーやプライマー、バインダーといった種類があり、「素地の色を均一にして色塗りを防ぐ」「上塗り材の発色をよくする」「サビ止め」「断熱」など、その性能もさまざまです。

遮熱
太陽熱(輻射熱)を反射し、放射熱の通過を防ぐ性能のことです。遮熱効果のある塗料で塗装すれば、屋根や外壁の温度上昇を抑制し、夏でも涼しい住環境を実現することができます。

シリコン塗料

シリコン系の合成樹脂を主成分とする塗料のことです。豊富なカラーバリエーションと優れたコストパフォーマンスが特徴で、数多くの住宅塗装で使用されています。

シート防水

あらかじめ膜状になった防水素材を、現場で防水部位に張り付ける防水工法のことです。使用素材によって歩行強度や高低温への耐性、耐候性が異なるため、防水部位に合わせた素材選びが大切です。また、一般的な素材としては、「塩化ビニールシート」「加硫ゴムシート防水」「ポリマーシート防水」などがあります。

シーラー
「プライマー」「バインダー」と並ぶ、下塗り塗料の一種です。「塞ぐもの」「密封するもの」という”シーラー”の意味の通り、下地への塗料の吸い込みを抑えるだけでなく、古い塗膜の劣化やひび割れの補修、上塗り材の定着を安定化させる接着剤の役割も持ちます。また、下地や仕上げ材によって、水性系・溶剤系・エポキシ系・カチオン系といった種類を使い分ける必要があります。

シーリング

シーリングとは、外壁のサイディングとサイディングの間など、さまざまな建材同士の隙間をシーリング材で密閉することです。「シール(密閉する)」という単語の由来通り、建物の気密性を高めることはもちろん、ゴム状の弾性を持つ「弾性シーリング」を使用すれば強度の向上が図れます。

【す】

水性塗料
塗料の希釈剤に水を使用する塗料の総称です。塗膜形成後は樹脂が硬化し、水に溶けない性質になります。

捨て塗り

「捨て吹き」とも呼ばれる、粘度の低い塗料で素地を固める塗装のことです。
素地研磨前に行えば毛羽が取れ、素地着色前に行うと色ムラを防ぐ効果があります。

スレート
主に屋根材として使用される、粘板岩から成る建築材料です。瓦に比べて軽量で施工しやすく、
板金よりも強度があることから、近年の新築屋根に多く採用されています。

【せ】

絶縁工法
ひび割れや伸縮による破断を防ぐために、防水層と下地面を密着させない工法です。

接着工法
下地に接着剤を塗布してから、ローラー転圧でシートを接着させる工法です。

セメント瓦
セメントと砂を主原料とする瓦です。粘土瓦に比べると気温変化の影響を受けにくく、
安価なのがメリットですが、経年によって塗装が劣化する欠点があります。

【そ】

素地
コンクリートやモルタルといった、塗装面の素材が露出した状態を「素地」といいます。
また、塗装工事においては、これから塗装する素材面のことを指します。

素地固め
粘度の低い塗料で素地を固める塗装のことで、「捨て塗り」と同じ意味です。

素地研磨
サンドペーパーなどを使って、素地を研磨する作業のことです。

た行

【た】

大規模修繕工事
マンションなどの大きな建物において10年~12年のスパンで実施される、定期的な工事のことです。
建物の基本性能や安全性を維持するために、足場工事・防水工事・外壁塗装工事・鉄部塗装工事・
タイル工事・給水管工事・排水管工事などを行います。

退色
色褪せとも呼ばれる現象のことです。退色してしまうのは、紫外線や熱エネルギー、
酸性雨などによる、色素の結合破壊や化学物質の変化が原因だといわれています。
ただ、すべての塗料が退色するわけではなく、塗料の耐久性によって大きく左右されます。

タイル
内外壁や床などに貼り付けることで表面を保護し、装飾性を高める建築資材のひとつです。
陶器製や磁器製といったものが一般的なタイルの種類であり、浴室やトイレだけでなく、
外壁にも「磁器タイル」や「吹き付けタイル」などが使用されています。耐火性・耐水性・耐候性に優れており、
メンテナンスが簡単なことも特徴です。

多彩塗料
1種類の塗料の中に2種類以上のチップが混合された、上塗り材のひとつです。
一般的な単色の塗料と違って色散らし模様などの意匠性が高い仕上がりにでき、デザインにこだわる方から人気です。

タスペーサー
一軒家など、屋根の部材同士に隙間を持たせる(縁切り)ために使用される部材のことで、
雨水の排水や通気性を確保することができます。

タッチアップ
上塗り後の表面の細かい傷や塗り残しなどを修正する塗装のことです。塗装工事では、
足場解体後にタッチアップが行われます。そのほかにも、壁の落書きや部分的な傷を隠すために
タッチアップで対応する場合があります。

垂木
木造もしくは鉄筋住宅の屋根における構造材のひとつで、屋根の頂点である「棟木」と中間を支える「母屋」、
下部にあたる「軒桁」に対して垂直に配置します。
垂木は、屋根材の下地として一定間隔に設けます。

脱気筒
防水層と下地の間に発生した水分を外部に吐き出すために設置する部材です。

弾性塗料
ゴムのような弾力性を持つ塗料のため、外壁下地にひびが入っても表面化しにくいのが特徴です。
一般的に、「弾性塗料」は気温20℃で120%以上の伸び率を有するものを指し、
50%~90%の伸び率のものを「微弾性塗料」と呼びます。

断熱塗料
塗布することによって、施工箇所が熱を持たないような性質にする塗料です。
一般的な塗料の成分に加え、赤外線を反射させる特殊なセラミックビーズが含まれています。
また、内側からの熱を逃さない効果もあります。

断熱工法

敷き詰めた断熱材の上に防水処置を施す工法のことです。建物の保護や結露の防止につながります。

【ち】

チョーキング
外壁に触れたときに粉が付く現象のことを指し、塗膜劣化のサインです。
チョーキングが起こるのは、長時間にわたって紫外線や雨に晒されることで、塗料の成分が粉状になるためです。

超速硬化ウレタン防水
スプレーガンを使用して防水層を吹き付ける工法で、施工の数分後には歩行が可能となるほど、
優れた速乾性が特徴です。

【つ】

通気緩衝工法
通気緩衝シートを張り付けてから防水処理を行う工法のことで、下地の水分による膨れや、挙動・伸縮による破断を防止するのが目的です。

【て】

添加剤
塗料の機能や用途にって添加される材料で、塗膜副要素とも呼ばれます。可塑剤や防カビ剤、
つや消し剤、乾燥材などが添加剤に該当します。

点検口
天井や床下の配線・配管を点検するために設けられる入口です。
点検口は、漏水事故の防止を図ったり建物の傷み具合を確認したりするなど、
維持管理において非常に重要となる設備です。
点検口の有無により、維持管理のしやすさや修繕コストなどは変わります。

【と】

トップコート
床の表面や防水層などに塗布する塗料で、保護塗料ともいいます。滑性や摩耗を軽減したり、
塗布表面を保護したりする役割があります。

塗布量
塗料などを塗る量のことで、1平方メートル単位で換算します。
塗布量の基準は塗料メーカーによって決められており、適正な塗布量でなければ塗料の性能を発揮することはできません。

塗膜厚
塗装後、被塗物を乾燥させたときの塗膜の厚さを指します。

塗膜研磨
下塗りの吸い込みを均一にして付着性をよくするために、既存の塗膜表面を研磨して滑らかにする作業のことです。

な行

【な】

中塗り
下塗りと上塗りの中間に行う塗装のことです。下塗り塗膜の凸凹をならして平滑な面を作ったり、
上塗り塗料の吸い込みを防いだり、塗料の色調を確保したりといった役割があります。

【に】

二液性塗料
化学反応によって塗膜を形成する塗料のことです。
主剤と硬化剤に分かれており、混ぜると化学反応を起こして、時間が経つと固まってしまうのが特徴です。
分子の構造が複雑なため、耐久性を持つ塗膜を形成することができます。

【ぬ】

塗り重ね
塗装工事の仕上げの段階で、回数を重ねて塗料を塗り上げる作業を指します。

【ね】

熱工法
加熱・溶融したアスファルトルーフィング類を防水層とする工法のことです。
優れた防水性を持ち、新築のマンションやビルによく採用されています。

は行

【は】

白亜化
チョーキングの別名です。外壁に触れたときに白い粉が付着する現象のことです。

剥離(剥れ)
付着力を失った塗膜や防水層などが剥がれ落ちることを「剥離」といいます。
剥離は、劣化現象のひとつです。

刷毛
塗料を塗るときに使用する道具のことです。施工場所によって、さまざまな形状の刷毛を使い分けます。

刷毛塗り
その名の通り、刷毛で塗料を塗る施工方法のことです。

ハツリ
建築物の基礎である柱やアンカーを埋め込む際に、刃物もしくはドリルを付けた機械でアスファルトやコンクリート、
外壁などを削ることを「ハツリ」といいます。ハツリには、塗装面を滑らかにする作業も含まれます。

バックアップ材
シーリング材を目地などに充填するときに、充填する深さの調整や3面接着の回避、
目地底の形成を目的に使用される副資材です。

ハードコート
一般的な塗料よりも硬い塗料を「ハードコート」といいます。擦り傷などが付きにくい特徴を活かし、
主に床材として使用されます。

バイオ洗浄
バイオ洗浄液を用いた洗浄方法のことで、高圧洗浄では落ちにくい汚れやカビ、コケなどを洗浄するときに行われます。
塗布したバイオ洗浄液を一定時間置いて浸透させ、汚れが浮いてきたら高圧洗浄で洗い流します。

パテ
塗装面を均一にするために下地のくぼみや割れ、穴などを埋める、硬いペースト状の充填塗料のことです。
塗装の下処理以外にガラスの取り付けをはじめ、鉄管継ぎ目の水漏れ・ガス漏れの防止、雨水の浸入防止といったさまざまな場面で使用されます。

【ひ】

光触媒塗料
太陽の光(紫外線)によって性能を発揮する塗料のことです。
光触媒塗料には、防汚・防カビ・防藻・抗菌といった効果があります。

標準塗布量
耐久性を保つために塗料メーカーが提示している、適正な塗布量のことです。
材料のラベルやカタログなどには、1平方メートル当たりの塗布量(kg/平方メートル)が標準塗布量として記載されています。
ただ、下地や外壁の劣化状況によって最適な塗布量は異なるため、標準塗布量には幅が設けられています。

漂白
有色の物質を化学変化などによって無色にすることです。
特に木材などの素地にムラや日焼けがある場合に行われます。

ピュアアクリル塗料
不純物が含まれていないアクリル100%の塗料のこと。優れた耐久性が特徴です。

平場
屋上やバルコニーなどにおいて、平面な床の部分を指します。

【ふ】

吹き付け
霧状にした塗料を高圧空気とともに吹き付けて塗装することです。
缶スプレーあるいはエアーブラシとエアコンプレッサーなどを使用します。塗料だけでなく、
細かい石なども吹き付ける場合があります。

吹き付けタイル
合成樹脂などとけい砂、寒水石、軽量骨材を主原料とする、外壁仕上げ用の吹き付け材です。
JIS規格の「複層仕上げ塗材」として代表的な仕上げ方法であり、厚さ1mm~5mm程度の凸凹模様などに仕上げられます。

吹き付け塗装
専用の器具で塗料を霧状にして吹き付ける塗装方法のことです。吹き付け塗装によって、
玉吹きやリシン模様、スタッコ模様、石目調といったさまざまな模様を作り出すことができます。

複合防水
防水性を高めるために、塗膜防水とシート防止などを組み合わせる防水工法です。
例えば、平場部分をシート防水で、複雑な形状部分はウレタン塗膜防水で行うといった施工方法が挙げられます。

腐食
塗膜や鋼材が外的環境の影響などを受けて腐ったり、サビで変形したりする劣化症状のことです。

フッ素塗料
フッ素系の合成樹脂を主成分とする塗料のことです。
優れた透湿性と通気性、耐腐食性を持ち、雨水を通さずに内部の湿気を外に逃がすため、
結露の発生を防ぐことができます。また、耐用年数が約15年~20年と比較的長めです。

プライマー
接着剤の塗布前に用いられる塗料の総称です。接着性能をよくするために、下塗りとして施工箇所の表面に塗布します。

【ほ】

防水層
建築物内部への雨水などの浸入を防止する層のことです。

ポットライフ
主剤と硬化剤の混合後における、塗料として使用可能な時間のことを「ポットライフ」といいます。

ポリマーセメント
防水の下地として使用される材料のことで、セメント系の粉状のものとエマルション樹脂を調合して作られます。

ま行

【ま】

増し打ち
既存のコーキングの上から、さらに新しいコーキングを足すことを「増し打ち」といいます。

マスキング

施工場所以外を汚さないために貼る保護用の粘着テープで、「養生テープ」と呼ばれることもあります。
主に塗装工事やシーリング・コーキングなどで使用されます。

【み】

密着工法
プライマーなどを使用し、下地に防水層を密着させる工法のことです。

密着メッシュ工法
メッシュシートでウレタン塗膜防水を均一な厚さにする工法です。

【め】

目地
コンクリートブロックやレンガ、タイル、化粧板などを貼り合わせたときにできる、
継ぎ目のことです。目地の役割は、外壁材が温度や湿度で膨張したり経年劣化で歪んだりしたときに、その変形部分を調節することです。

目止め
塗装前に下地の目や穴などを塞ぎ、表面を滑らかにする作業です。

目やせ
平滑に塗装した塗膜が、経年とともに凸凹になる現象を「目やせ」といいます。

【も】

モニエル瓦
「乾式洋瓦」とも呼ばれる、セメント瓦の一種です。一般的な瓦と違い、表面に「スラリー層」というセメントの粉が薄く吹き付けられています。

モルタル
セメントや砂、水を練り混ぜたセメントモルタルのこと。
優れた硬化性や耐火性、強度を持つため、左官材料として広く用いられていますが、
乾燥による収縮亀裂が入りやすいのが特徴です。

モルタル補修
モルタルを使用して補修することを意味します。
モルタル補修はひび割れの修繕だけでなく、欠損箇所やタイルの目地材としても活用されています。

や行

【や】

屋根勾配
「屋根勾配」とは、屋根の傾斜の度合いのこと。
屋根勾配を表す際は30度や60度といった単位は使用せず、
「4寸勾配(4/10)」「6寸勾配(6/10)」と、底辺を10としたときの高さで示します。

【ゆ】

Uカットシーリング補修
幅が1mm以上のひび割れ補修で採用される工法です。
サンダーなどの電動工具でU字に掘削し、シーリング材を充填することでひび割れを補修します。
また、建物の振動・ズレに対する追従性を付与できるため、ひび割れ防止にも効果があります。

UV硬化型塗料
紫外線の照射によって塗膜が硬化する塗料のこと。短時間で高い硬度の塗膜を形成できるのが特徴です。

【よ】

窯業系サイディング
セメントと木質系成分で作られる、人工の外壁材です。優れた強度と断熱性、耐久性を持ちます。

溶剤系塗料
シンナーを希釈剤とする塗料の総称です。
施工時に独特な臭気がしますが、水性塗料よりも優れた耐久性があり、
最近では環境や臭気に配慮した弱溶剤系塗料も登場しています。

養生
シートやマスカー、マスキングテープなどで、施工箇所以外が汚れないように覆うことを指します。
ガムテープやセロハンテープなどの接着力の強いテープは施工面を傷付けてしまうため、
接着力の弱いテープを使用するのが養生の基本です。

ら行

【ら】

ラッカー
ラッカーとは塗料の一種で、溶剤の揮発によって耐久性の高い状態になるのが特徴です。

【り】

陸屋根
傾斜のない平面上の屋根のことで、別名「平屋根」ともいいます。
屋上施設やヘリポートを設置できるため、マンションなどの高層の建築物によく採用されます。

リシン
モルタルといった乾湿工法の外壁下地として用いられる、外壁吹き付け材の一種です。
モルタル刷毛引を行ったあと、合成樹脂系もしくはセメント系の砂壁状の吹き付け材で仕上げます。

【ろ】

漏水
雨水や排水などの水が、建物内部に浸入する現象のことです。漏水によって、塗膜の浮きや割れ、
剥がれ、膨れ、変色といったさまざまな劣化が生じます。

露出防水
防水層を露出した状態にする工法のことです。屋上といった人の出入りの少ない場所に採用され、
塗膜防水やシート防止、アスファルト防止などの防水工法が採用されます。

ローラー塗装
専用ローラーで塗装する施工方法のことです。塗料の飛散が少なく、高所でも塗装でき、
厚塗りが容易な点がメリットとして挙げられます。
その反面、吹き付け塗装に比べると施工時間を要する点がデメリットです。

わ行

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