台風シーズン到来!あなたの建物を守るための対策と、NG行動について解説!

「また台風が来るのか…」

台風シーズンが近づくと、誰もが不安を感じるのではないでしょうか。近年、台風の勢力は強大化し、甚大な被害をもたらすことも珍しくありません。しかし、事前の対策をしっかり行うことで、被害を最小限に抑えることができます。この記事では、台風の仕組みから、具体的な対策、あなたの建物を守るために必要な情報をすべてご紹介します。この記事を読めば、もう台風が怖くなくなるはずです。

この記事がオススメな方

・建物の資産価値を保持したい方
・毎年台風被害に悩まされている方
・台風被害を最小限に留めたい方

台風とは?その仕組みと日本に接近しやすい時期

台風は、熱帯の海上で発生する熱帯低気圧が発達したものです。海面から蒸発した水蒸気が上昇し、積乱雲の中で凝縮して雨を降らせます。この時に大量の熱が放出され、周囲の空気を暖めます。この暖かい空気が上昇することで気圧が下がり、さらに周囲の空気が流れ込むことで風が強まり、渦を巻くようになります。この渦が発達し、中心付近の最大風速が約17m/s(34ノット)以上になると、台風と定義されます。

台風の勢力は、中心気圧の低さや最大風速の強さによって分類されます。中心気圧が低いほど、また最大風速が強いほど、その台風は強力です。台風の中心には「目」と呼ばれる領域があり、そこでは風が弱く晴れていることが多いです。しかし、目の周囲には「壁雲」と呼ばれる活発な雲があり、非常に強い風と激しい雨が降ります。

国土交通省気象庁:台風とは

台風が日本に接近しやすい時期

日本に台風が接近しやすい時期は、主に夏の終わりから秋にかけてです。具体的には、8月から10月にかけてが最も多く、この時期は太平洋高気圧の勢力が弱まり、熱帯低気圧が日本に近づきやすくなるためです。また、この時期は海水温が高く、台風が発達しやすい条件も揃っています。

台風は、発生場所や進路によって日本列島のどこにでも接近する可能性があります。特に、沖縄地方や九州地方は台風の影響を受けやすく、毎年のように大きな被害が発生しています。しかし、近年では、台風の進路が予測しにくくなっており、日本海側や北海道など、これまであまり台風の影響を受けなかった地域でも、被害が発生することがあります。

台風は、その仕組みを理解し、接近時期や進路を把握することで、事前の対策を講じることができます。次のセクションでは、過去の台風被害事例や、地域別のリスクについて詳しく見ていきましょう。

台風による被害の現状と、地域別のリスク

台風は、日本に毎年大きな被害をもたらす自然災害です。このセクションでは、過去の台風による被害事例を詳しく見ていきましょう。そして、被害の出やすい場所と、地域別のリスクについても解説します。

過去の台風被害事例

日本各地で発生した過去の台風被害事例から、その深刻さを理解しましょう。例えば、2019年の台風19号では、記録的な大雨により河川の氾濫が相次ぎ、広範囲で浸水被害が発生しました。住宅の倒壊や、避難生活を余儀なくされた方も多く、その被害は甚大でした。

また、2018年の台風21号では、関西地方を中心に強風による被害が多発しました。屋根瓦の飛散、窓ガラスの破損、電柱の倒壊など、多くの建物やインフラに影響が出ました。強風による被害は、台風の進路によっては、広範囲に及ぶ可能性があります。

2011年の台風12号では、紀伊半島を中心に記録的な豪雨に見舞われました。土砂災害が多発し、多くの命が失われました。山間部だけでなく、都市部でも土砂災害が発生する可能性があり、事前の警戒と対策が重要です。

これらの事例から、台風による被害は、風、雨、高潮など、様々な要因が複合的に作用し、多岐にわたることを理解できます。過去の事例を参考に、自身の住む地域のリスクを把握し、適切な対策を講じることが重要です。

セルフ対策で台風被害を抑えよう

台風の接近に備え、専門業者に依頼するだけでなく、ご自身でできる対策もたくさんあります。これらの対策は、費用を抑えつつ、万が一の事態に備える上で非常に有効です。ここでは、特に重要度の高い台風対策を3つの項目に分けてご紹介します。

飛散防止対策

強風によって物が飛散し、近隣の家や人に被害が及ぶのを防ぐために、飛散防止対策は非常に重要です。具体的には、以下の点に注意しましょう。

  • ベランダや庭の片付け: ベランダや庭に置いてある植木鉢、物干し竿、ガーデニング用品、ゴミ箱など、風で飛ばされやすい物は室内にしまうか、ロープなどで固定しましょう。マンションの上層階にお住まいの場合は、特に注意が必要です。
  • 窓ガラスの保護: 窓ガラスが割れると、破片が飛散して大変危険です。飛散防止フィルムを貼る、または養生テープを格子状に貼ることで、ガラスの飛散をある程度防ぐことができます。ホームセンターなどで簡単に手に入ります。
  • アンテナや室外機の固定: テレビアンテナや室外機も、強風で倒れる可能性があります。専門業者に依頼して、しっかりと固定してもらうか、ご自身でできる範囲で補強しておきましょう。

雨漏り対策

雨樋掃除

雨漏りは、放置しておくと建物の劣化を早め、大規模な修繕が必要になることもあります。台風接近前に、以下の対策を行いましょう。

  • 雨どいの点検と清掃: 落ち葉やゴミが詰まっていると、雨水が適切に排水されず、雨漏りの原因となります。雨どいを清掃し、水の流れを確保しておきましょう。必要に応じて、破損部分の補修も行いましょう。
  • 屋根の点検: 屋根材のズレや浮き、破損がないかを確認しましょう。ご自身での確認が難しい場合は、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
  • 窓やサッシの隙間の確認: 窓やサッシの隙間から雨水が浸入することがあります。隙間がある場合は、シーリング材などで埋めるか、防水テープを貼るなどして、雨水の侵入を防ぎましょう。

台風被害の実例と修繕後の事例

台風の脅威や対策に関する解説を行ってきましたが、より具体的に、台風被害はどのようなものがあるのでしょうか。ここでは実際に、弊社がこれまでに施工させて頂いた、台風被害の修繕工事の事例を一部ご紹介します。

事例1:マンション:屋根の修繕工事

台風による影響で屋根材が吹き飛び、防水層にも被害が及んでおりました。また壁にも穴が開いていたりと、このままではいつ雨漏りしてもおかしくない状況でした。早急に施工させて頂き、綺麗な屋根になり、住居の安全性も確保できました。

事例2:マンション:屋根材の修繕

こちらも台風による影響で屋根材が一部破損しておりました。落下して通行人に当たる二次被害を防ぐべく、既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材の施工をさせて頂きました。お客様にも大変お喜び頂けました。

お客様からの感謝のお声

いつもお世話になっておりますが、安心して工事をお願いできる先だと感じています。お願いやクレームなどについてもいつも速やかにご対応頂けており、大変満足しています。今後ともよろしくお願いいたします。

事例3:工場:屋根板金の交換、外壁補修

台風による影響で外壁や屋根の多くに欠損が見受けられました。工場内には商品の生産に必要な精密機械や、生産に使う材料などが多くあり、雨漏りが発生した場合、精密機械の故障や商品価値の低下の発生の恐れがありました。お客様と相談し、迅速な施工対応をさせていただき、解決させていただきました。

台風保険について

台風が起こった後は被害状況を確認し、建物の修繕工事の実施が重要です。ここでは修繕工事の費用を抑えることができる台風保険についてご紹介します。

保険の種類と、適用条件

台風保険には、主に火災保険と地震保険があります。火災保険は、風災、雹災、雪災など、自然災害による損害を補償する保険です。台風による強風や大雨によって建物や家財に損害が生じた場合、保険金が支払われます。地震保険は、地震、噴火、またはこれらによる津波を原因とする損害を補償する保険です。台風による高潮や土砂災害などによって家屋が損害を受けた場合、地震保険が適用されることがあります。ただし、地震保険は単独では加入できず、火災保険とセットで加入する必要があります。

保険の適用条件は、保険の種類や契約内容によって異なります。一般的に、風災による損害は、屋根や窓ガラスの破損、飛来物による損害などが補償対象となります。大雨による損害は、雨漏りや浸水被害などが補償対象となる場合があります。高潮による損害は、建物や家財の浸水被害などが補償対象となります。土砂災害による損害は、建物や家財の損壊などが補償対象となります。保険に加入する際は、補償内容や免責金額などをよく確認し、自身のニーズに合った保険を選ぶことが重要です。

保険申請の流れ

台風による被害が発生した場合、保険金を申請するには、いくつかの手順を踏む必要があります。

まず、被害状況を写真や動画で記録し、損害の程度を明確にしておきましょう。次に、加入している保険会社に連絡し、保険金申請の手続きを行います。保険会社から送られてくる申請書類に必要事項を記入し、被害状況の写真や見積書などを添付して提出します。保険会社は、提出された書類や写真に基づいて、損害の調査を行います。調査の結果、保険金の支払い対象となると判断された場合、保険金が支払われます。保険金が支払われるまでの期間は、保険会社や損害の程度によって異なりますが、通常は数週間から数ヶ月程度です。保険申請の際には、保険会社からの指示に従い、正確な情報を伝えることが重要です。

保険申請をスムーズに進めるためには、日頃から保険証券や加入内容を確認し、万が一の際にすぐに連絡できるように準備しておきましょう。また、被害状況を記録するための写真や動画を撮影しておくと、保険会社とのやり取りがスムーズに進みます。保険申請に関する不明な点があれば、保険会社に問い合わせましょう。

まとめ:事前の準備で、台風から家を守ろう!

この記事では、台風の仕組みから自分でできる対策、さらには保険についてまで、台風から家を守るために必要な情報を網羅しました。事前の準備をしっかり行うことで、台風による被害を最小限に抑え、安心して過ごせるはずです。この記事を参考に、今すぐできることから始め、大切な家を守りましょう。

トゥインクルワールドでは、長年の経験と専門知識に基づいた高品質な施工を提供しています。戸建・ビルマンションは勿論、工場倉庫、商業施設に病院など、建物のことでお困りの際は、是非ご相談ください!豊富な経験と実績をもとに、お客様に最適なプランをご提案させていただきます。まずはお気軽にお問合せ(無料相談・無料建物診断)を下記よりお申込みくださいませ。

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更新日: 2025.08.06  公開日:2025.08.06

監修者

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